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吉田 珠希
スポーツからビジネスへ|陸上競技 × 留学支援

元陸上選手 吉田 珠希

留学エージェント マーケティング担当

逆境を追い風に、世界へ羽ばたく。元アスリートが語る「誰かのために」輝くセカンドキャリア論

12年間の陸上競技人生で培った不屈の魂。理不尽な逆境を乗り越え、自らの手で道を切り拓いてきた吉田珠希さん。大学院での研究と競技を両立させた経験を武器に、彼女は今、オーストラリアの留学エージェントとして新たなフィールドに立ちます。「陸上以外の何かで輝きたい」と語る彼女の視線の先には、どんな未来が広がっているのでしょうか。挫折を成長の糧に変え、常に「誰かのために」と走り続ける彼女の物語に迫ります。

プロフィール

吉田 珠希(よしだ たまき)

大学院卒業後、オーストラリアの留学エージェント事業に参画。応募者との面談やマーケティング業務を中心に活躍している。 4歳から水泳、小学生時代は野球も経験。中学から大学院までの12年間、陸上競技に打ち込む。専門は中学で800m、高校以降は短距離種目。

ハードル練習をする吉田さん

不屈の魂を育んだ、12年間の陸上人生

― 長きにわたり、様々なスポーツを経験されていますね。

「4歳から10歳まで水泳を、小学生の時は兄の影響で野球も経験しました。本格的に一つの競技に打ち込むようになったのは、中学で出会った陸上競技です。大学院を卒業するまでの12年間、私の生活の中心には常に陸上競技がありました。」

理不尽な「年功序列」の壁と、それを打ち破った反骨心

― 競技人生で、最も大きな壁は何でしたか?

「大学3年生の時に経験した、理不尽な出来事です。当時、私は非常に調子が良く、自己ベストも更新していました。3ヶ月後に行われるAチーム限定の強化合宿に参加し、さらに記録を伸ばしたいと強く願っていたんです。しかし、監督ではなく4年生の先輩から告げられたのは、『年功序列だから、お前はメンバーに入れない』という信じがたい言葉でした。実力ではなく、学年という抗えない理由でチャンスを奪われたことに、静かな怒りと悔しさがこみ上げました。」

― その逆境を、どのように乗り越えたのですか?

「ただ腹を立てていても何も変わりません。『悔しいなら、結果で見返すしかない』と、すぐに気持ちを切り替えました。その日から私の目の色が変わったと思います。この悔しさを全てエネルギーに変え、『絶対に勝つ』という執念を胸に、練習の質、そして取り組む姿勢を誰よりも突き詰めました。その結果、タイムという客観的な事実で自らの価値を証明し、最終的には監督にも認めていただき、合宿への切符を自らの手で掴み取ることができたのです。この経験を通じて、『逆境こそが自分を最も成長させてくれる』という確信を得ました。」

この経験は、彼女の中に「すぐに諦めない姿勢」を深く刻み込んだ。うまくいかない時でも、感情的に落ち込むのではなく、「どうすれば乗り越えられるか」と別の方法を冷静に模索する。その強さは、後の人生のあらゆる局面で彼女を支えることになる。

インタビュー中の吉田さん

「誰かのために」― ぶれない軸を見つけた就職活動

大学院1年生の10月から始まった吉田さんの就職活動。最初の3ヶ月は、インターンや説明会を通じてとにかく視野を広げることに専念した。多様な企業や働き方に触れる中で、彼女は自らの「会社選びの軸」を明確にしていく。

― 就職活動で、ご自身の何を強みとしてアピールしましたか?

「『目標達成に向けた、多角的な努力』です。大学4年間、必死に練習しましたが、目標記録には届きませんでした。そこで『練習量が足りない』とがむしゃらに走るだけではダメだと気づき、自分に足りないものは何かを徹底的に分析しました。その結果、練習の『質』を向上させる必要性を感じ、大学院で身体やトレーニングに関する研究を行いながら競技を続けるという決断をしました。この『競技者』と『研究者』という二つの視点を掛け合わせ、課題解決に取り組んだ経験を、私の最大の強みとして伝えました。実際にこのアプローチで、大学院1年生の時に自己ベストを更新できたという事実も、大きな説得力になったと思います。」

― 会社選びの軸は何でしたか?

「『誰かのために仕事ができる』こと、この一点に尽きます。自己分析を深める中で、私は『誰かのために頑張ろう』という想いが生まれた時に、自分でも驚くほどの力が湧いてくることに気づきました。それは競技生活はもちろん、友人関係といったプライベートでも同じでした。この強みを最大限に活かせる場所こそ、私が輝ける舞台だと考えたのです。」

彼女が体育会での経験を通じて得たもう一つの強み、それは「相手を考えて行動する力」だ。組織の中で良好な人間関係を築くためには、常に仲間を観察し、「どうすればチームが良くなるか」「相手が何を求めているか」を思考し、行動に移すことが求められる。この力は、企業という組織においても不可欠なスキルだと彼女は語る。

インタビュー中の吉田さん

フィールドは世界へ。留学エージェントとして輝く今

― 体育会での経験は、現在の仕事にどう活きていますか?

「ミーティングを円滑に進める場面で、特に活きていると感じます。私はキャプテンではありませんでしたが、意見が衝突した際には、双方の意見に耳を傾け、着地点を探る『仲介役』を自然と担っていました。体育会ではミーティングの機会が非常に多いので、そこで培われた調整能力は、社会人になった今、大きな武器になっています。」

誰かのために頑張れるという彼女の軸は、応募者の人生の岐路に立つ留学エージェントという仕事に見事に結実している。

未来へ向かって。陸上の次に見つける、新たな輝き

― 今後、どのようなビジネスパーソンになりたいですか?

「陸上以外の何かで、自信を持って輝けるビジネスパーソンになりたいです。私の人生はこれまで陸上競技が全てでした。だからこそ、社会に出た時、その経験だけでは通用しないのではないかという不安も正直ありました。でも、今は違う視点で捉えています。裏を返せば、これまでやってこなかったこと全てに、私の才能が開花する可能性が秘められているということ。そう思うと、未来が楽しみで仕方ありません。これからも様々なことに挑戦し、自分でも知らなかった新たな才能を見つけにいきたいです。」

― 最後に、今まさに就職活動と部活動を両立している体育会の学生へメッセージをお願いします。

「選考に落ちてしまっても、その『結果』に落ち込む必要は全くありません。大切なのは、なぜダメだったのか、面接で『何をどう話したか』という『過程』を真摯に振り返ることです。そこで得た学びを次に活かし、自分の軸さえブラさなければ、必ずあなたを必要としてくれる企業に出会えます。部活も就活も、後悔のないように全力で駆け抜けてください。応援しています!」